銃夢Last Order 7

銃夢Last Order 7 (7)
木城 ゆきと / 集英社
スコア選択: ★★★

昔好きだった漫画ってすごく面白い記憶があって、それを大人になって読み返すとつまらなくなったり、逆に大人の目線だからこそ理解できる部分があったりしません?
物語って、読者一人一人に違う物語を抱かせるのですが、今の自分と例えば十年前の自分は違う人間なんだよね。だからそういう違いが生まれるんだと思う。

さて、この銃夢と書いて”ガンム”という漫画はどちらかというと残念ながら後者。高校生のとき夢中になって読んだんだ。それも古本屋でみつけた1巻からはじまったコト。僕はもともとサイバーパンクというかSFが好きで、年々ハヤカワSF文庫のコーナーが本屋で小さくなってゆくのを寂しく思うマイノリティの一人。でも、悲しいかな日本においてSFという漫画の分野はほんと狭き門となって幾つのときが過ぎたのだろう。。。ゲームでは腐るほどあるというのに。
そうすると生き残ることができた漫画は自ずとカルト色が強まるわけで。生き残ることができた銃夢はジェームス・キャメロンが映画化するという話だが、士郎正宗のレベルまで到達できなかった木城ゆきと。それなりの理由があったわけだが、それでも僕はこの漫画が好きだったし、今でも好きだ。
簡単に言うとパクりが多すぎる(苦笑)ジャパニメーションはパクりの宝庫なので、今更という感があるかもしれないが、”鼻につく”パクりが多いのが致命的なところ。




星船教団との闘いとイェール潜入の二つが並行して話が進むのだが

この星船教団がフィリップ・K・ディック(代表作ブレードランナー)の作品名は忘れたが、星々を巡業してイカサマな移動遊園地!?もしくはジプシー!?か。がイカサマな賭けをして植民星の貧乏人から産物を奪い取る話からとったものだろうし。

人間が永遠の命を手に入れることによって生まれた弊害。つまり新たな太命の必要性が無くなる。新たな命である子供たちを脅威とみなして子供たちの生存権を否定する世界は「まだ人間じゃない」の生後堕胎からヒント得ただろうし、不老不死を”メトセライズ”は「メトセラの子ら」からだし、素人でもわかりやすいところでのパクりが多い(苦笑)

それも含めて、受け入れてはじめてこの本が面白いと感じるんじゃないだろうか。簡単に言うといいとこどりなところがわかりやすくて逆に欧米ウケするのもかも。

でも、やっぱ士郎正宗ほどは深くないよね。

まぁ木城ゆきとと言えば有名な事件があるからそれが原因で読者が広がらないのかも(苦笑)
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  by hosimango | 2005-04-07 11:50

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