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a four leaf clover



雨は土を伝い
僕に語りかける
「もうそろそろ君の顔が見たいよ」と

真っ暗闇の土の中
同じ闇なら独りでいたいと
僕は外の世界に怯えてる

例えば僕が殻を破り 芽を出したとき
キミは僕に水をくれるのかい?
だって僕の遺伝子は奇形なんだ

この余分な葉を
人々が見て嘲笑う
そして摘み取って 見世物にするんだ

キミは僕を包み
僕に口づけする
「あなたの遺伝子は幸せを運ぶの」と

「限りなく欺瞞だね」って
幸せなんてありはしないんだ
僕みたいな出来損ないにはね

「違うの その人たちの顔を良く見てみて
その笑みは温かなモノだってこと
だってあなたは幸せの元だもの」

この余分な葉を
幸せなんて思えない
人々にとって幸せだとしても

けれど この余分な葉を
切り裂いて 捨ててみても
僕は他の誰にもなれはしないなら

この余分な葉が
誰かの力になれると
それを僕の幸せに変えてみるよ

それを僕の幸せに変えてみるよ

  by hosimango | 2007-07-04 20:34 | 詩。

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