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たまにはマジメな話でも。

今日、仕事終わって、先輩宅であるビデオを見たわけですが

それは1,2分の映像なわけだけれども

ネット上で流れているので見た方も大勢いると思います

香田証生さんの斬首映像ですよ

のど元をから切りつけ、その瞬間、香田さんが「ウオッ」っと叫ぶとともに(おそらくこの瞬間に意識は無くなっているでしょう)、

体の芯から見ると、外部に位置する頚静脈から、静脈血の紫色の塊がどばっと

次に動脈血、動脈血、静脈血でしょうか(あまり詳しくないもので)

三つか四つの血の塊がやはりどばっと

最後は頚椎を切るのにやや時間を要し

アラーを讃える音楽でしょうか それをバックに生首をカメラにアップさせたあと

床に星条旗を敷いた そのうえに首なし死体 その胸のあたりに香田さんの生首を置いて
終わる映像でした

僕が見てまず思ったことは テロリストの浅はかさです

もし 本気で自衛隊の撤退を訴えたいなら 物理的に可能な猶予期間と対応に対する迷いを日本政府に与えるべきだったということ

つまり、人間とはそのことについて考えれば考えるほどいろんな考えが生じ それは人の集団において思想の揺らぎにつながるということ

それは国論を二分、三分し、選択肢も広がりを見せ、それを糧に政治が増殖し、必ず理にかなった撤退論と、同じように理にかなった撤退不要論が生じ、もしくは第三の道ができるかもしれない

そうなると 今度は例え香田さんが亡くなったとしても、その対応の是非をめぐって政局が動き、勝者のグループは自分たちの唱えた主張を成就せねばならなくなると思います

おそらく 誰一人、香田さんが死んでもいいなどと表立って発言する政治家はいないでしょうから どちらにしろそれは慎重な政策になるでしょう

ですから どっちに転んでもテロリストたちに不利益になることはないということです

だが テロリストたちは浅はかに48時間という交渉にもならない時間を要求し、善悪二極でしかない愚かさを示してしまった

それは日本政府からみれば”交渉する価値の無い”集団でしかなく 政府の対応のまずさなど問題でも無くなるのです 

小泉政権としたら その残虐な行為に遺憾と非難を示すだけで路線変更もさほど必要なくなるわけです

やがてこの度の地震にかき消され テロリストたちの目的”存在の誇示”が出来なくなると 僕は思います

そして次回以降 この集団はどうせ”殺す”だけだということが国民に認知されてしまう

それはやがて”麻痺”へと繋がり 犠牲者は”名前”ではなく”数”になる

そんな僕でもわかることを彼らはなぜわからないのでしょうか

民族ごとに 生まれた赤子に優劣は無いに等しいのに(人間は一生を使っても脳を使い切るなんてことはまずありえない たとえ一生が何百年とメトセラにでもなったとしてもです)

要は後天的なところで 得意不得意などが分かれていくわけで

知識はひとを富ませ やがてそれは力となるのに

そして世界は善と悪などで少なくとも人間世界は語れないことを知っているというのに

もっと考えて生きろ

もっと考えて死ね

と 僕のあまりよろしくない頭でも思うのですが

まぁ そんなことがあの映像を見てよぎったのでした

一意見ですけどね

  by hosimango | 2004-11-06 21:55

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