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アキハバラ レポート①

我々がアキハバラという街に足を踏み入れたとき、その圧倒的な存在感と異質さに言葉を失い、自分たちの立っている大地が我々が普段過ごしている日々と繋がっているということに世界の広さを思い知らされた。

そう、一言で表すならば「言葉に出来ない」ら~ら~ら♪らら~ら♪

小田和正もこの名曲を構想した際に題材にしたと言われる街。

秋葉原。

@deep。

辺境の地、埼玉から訪れた我々を最初に迎え入れたのは「サンボ」という牛丼屋だった。
アキハバラ レポート①_b0053570_657414.jpg


中央通から一本入った通りに存在するサンボ。牛丼なら何処も変わらないだろうと高を括って入店したのがそもそもの間違いであった。店内の客はお昼時を過ぎた平日の午後ということも手伝ってまばら。店員も二人。常連でもない一見さんである我々にとってこれ以上ないベストな条件。

のはずだった。

しかし何なのだ。このフォースは!!

電気街の喧騒が嘘のような静寂。それは牛丼のつゆがご飯に染みてゆく音が聞こえるほどだった。

食事というものはそもそも会話を円滑にする場の一つではないのか……。

そう、此処が秋葉原であることを我々はもっと早くに気付くべきだったのだ。

A-BOYたちにとって食事というものは煩わしい食欲という彼らにとってそれほど重要ではない欲を満たすための手段に過ぎなかったのだ。彼らにはこの街ですべきことは山ほどあるのである。

おでん缶の所以である。食欲を手早く満たすための道具である。牛丼も例外ではないのである。

しかし、そこは秋葉原という流行り廃りの激しい街(メイド喫茶の中には1ヶ月で閉店に追い込まれる店もあるという)にあって生き残ってきた「サンボ」。

牛丼を一口、食したときにその衝撃は味蕾から舌神経を通り大脳皮質体性味覚野を駆け巡った。通常の3倍ほどのスピードで。

なんなんだ、このタレの染み渡った噛み応えのある牛肉と水分を若干多く含んだ白米の織り成すハーモニーは!!それはシンクロ率400%を軽く越えていた!!

まさに牛丼界の梁山泊である(意味不明)。

けれども、その感動さえこの店内では言葉に出してはいけないのである。

もしその言葉を口にすれば、店の女主人の雷(いかずち。旧約聖書でソドムとゴモラを滅ぼしたと言われる)が落ち、虚数空間に飛ばされてしまうと言われている。

そして、その量も半端ではない。私は「牛丼並」を注文したのだが、現物を目の前にしたとき、その「牛丼並」の意味が「並みの牛丼ではない」という意味を悟った。

お子様入店禁止の所以である。お子様では「牛丼並」でさえ完食出来ないのだから。

400円で味わう別世界。あなたも体験してみては?


つづく。

しかし、この死に掛けのブログに昨日、一昨日と100人前後の訪問者数。なんで?意味分からん。

  # by hosimango | 2007-06-20 06:58 | ホラ日記。

汚れ(yogore or kegare)

汚れた体を洗い流そうと

シャワーを浴びる

ボディーシャンプーは多めに

やがて体を泡が包む

泡は汚れを探し出す

毛穴という毛穴から汚れは出てゆく



でも 僕が消してしまいたい汚れはそんなところにあるんじゃないんだ

  # by hosimango | 2007-05-19 09:36 | 詩。

DIY

仕事なのに何考えてんだろ 俺って

多分くだんないんだ
"多分"って確信もないんだ

氷河溶けて マンモス出てきたり

そんでもって海面が上昇して
日本の神社の鳥居が全部厳島神社みたくなったり

今日の夜降ってきた雨で車がドロドロになるのは黄砂のせいだったり

ああ そうだ俺の頭はエコだらけ
なんて嘘ばっかエゴだらけ

鳴らない電話眺めて落ち込んで
あたりめーだ 電話番号教えてねぇんだから

教わる勇気もないから
遠くから眺めてるだけって

それじゃストーカーだろ


真夜中になんという無気力
なんて無駄なことに使ってんだ気力


自分の気持ち整理する前に
俺の立場整理されるぞ

居場所もねぇって嘆く前に
素直な気持ち消えぬ前に
震える足一歩前に
明日が昨日になる前に

一言「会いたい」と言えばいい
他人事だと逃げ出さずに

  # by hosimango | 2007-05-10 11:21 | 詩。

無題。

久しぶりに田舎に帰った僕は
実家の柱に刻まれた成長の記録を見た

並んで立っても1cmも あの頃とは変わっていなくて
僕はいつになったら大人になれるのだろう

髭も濃くなったし
お腹も出てきた

汚い空気たくさん吸って
いろんなヒトを見捨ててきた

騙されるのが悪いと
騙されてるフリして

大人と言う言葉の意味履き違えて
弱さを見られないように着込んだコートは
この春の陽気にかえって目立って
僕は開きかけたドアを閉じた

僕は一体 何を得たのだろう
僕は一体 何を残せたのだろう

寂しいんじゃない
愛しいんじゃない

多分 どこかに鍵を落としてきただけ

苦しいんじゃない
つよがりじゃない

ただ 訳もなく言葉が出てくるだけ

  # by hosimango | 2007-04-06 10:46 | 詩。

無題。

傷つけることを恐れて
気が付くことも忘れて


輪郭をなぞっているつもりが
道化のパントマイムだ


確かなカタチが欲しくなって
一つ、二つと積み重ねていくうちに
やがて、カタチの山に埋もれていくように


君が想ってくれているということに
僕は想いすぎてて不安になるんだよ


僕らはいつになれば
単純に愛してると言える日がくるのだろう


何気ない一言をさりげない優しさに
何も考えずに出来たらいいな


そっと差しのべた手が
君の涙を掬えたら


そうしたら

きっと僕の気持ちを単純に受け取ってくれるんじゃないかな

と思いたいんだ

  # by hosimango | 2007-04-04 02:30 | 詩。

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